【書評】「我が偏愛のピアニスト」レッスンの友 2010年11月号

ピアニストとしてのみならず、作家としても大活躍の、青柳いづみこによる、10人のピアニストにインタヴューし、まとめた本。
 
この本に登場するピアニストたちは、同級生、先輩、後輩、留学先で聴いたピアニスト、また著者の生徒だったピアニストなど、著者とは何らかの形で演奏人生と関わっている人たちである。どのインタヴューも非常に面白く、またためになる話ばかりである。 なお同書は、ピアノ情報誌「ムジカノーヴァ」に2007年7月号から2008年12月号までの連載に大幅に加筆し、練木繁夫氏との同級生対談を加えたものである。

主な内容は、ドラえもんも好きです(岡田博美さん)、日本人アイデンティティ(小川典子さん)、指先談義でわかったレガートの秘密(小山実稚恵さん)、モーツアルトを弾くのは、魚をつかまえるようなもの(坂上博子さん)、音楽に対して、絶対に自由でありたい(廻 由美子さん)、健全な耽美的精神(花房晴美さん)、魂をゆさぶられるピアニスト(柳川守さん)、テクニックにしぼられず、音楽を楽しむ(藤井快哉さん)、人が見ていなくても咲く花もある(海老彰子さん)、対談「練木繁夫×青柳いづみこ 同級生の来し方、行く末」、あとがき みんな猫が好き……というわけではないけれど。

我が偏愛のピアニスト(単行本)
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