【関連記事】「至福のデュオ」ぶらあぼ 2013年9月号 インタビュー 文・伊藤制子

ドビュッシ一、ラヴェルらとほぼ同世代を生きた作曲家ガブリエル・ピ工ルネ(1863~1937) 。今年生誕150年となるこのフランスの作曲家をテーマにした新譜「Minstrels」の発売に合わせ、青柳いづみこが〈至福のデュオ〉と題した2夜の興昧深いコンサー卜を開催する。

共演はソ口や室内楽などで幅広く活躍し、パリ国立音楽院教授も務めるヴァイオリンのクリストフ・ジョヴァニネッティ。彼は近年、青柳と息のあったデュオも披露している。プログラミングは文筆と演奏の双方で高い評価を受けている青柳ならではの、知的好奇心をかき立ててくれるもの。

第1夜は〈トーク&コンサート〉で、テーマは「ドビュッシーのグラナダ・シンドローム」。ドビュッシー作品はもちろんのこと、ラヴェルの2台ピアノのための「ハバネラ」(共演ー法貴彩子)やファリャ、グラナドス作品などを交えて、ドビュッシーとスペイン文化との関連を浮き彫りにする。

第2夜は〈モーツァルト〉のヴァイオリン・ソナタ第32番、第40番、そしてピエルネとドビュッシーのヴァイオリン・ソナタなどを演奏する。品格のある繊細なスタイルが持ち味のジョヴァニネッティだが、彼のヴァイオリンを青柳は「憂愁を漂う音色」と表現している。今回のデュオを通じてピエルネはもちろんのこと、モーツァルトの新たな側面をも発見できることになろう。

CDアルバム『ミンストレル』発売記念 「至福のデュオ」連続コンサート
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