クリストフ・ジョヴァニネッティは、イザイ弦楽四重奏団を創設したフランスのヴァイオリニストで、青柳とはマルセイユ音楽院時代の同級生にあたります。
2011年に浜離宮朝日ホールで開催されたデュオ・コンサートは、『音楽の友』誌上で「往年の名デュオのような香り高い演奏」と高い評価を得ました。3月にはパリで、デュオ・アルバム『ミンストレル』のレコーディングを行い、コンサートに合わせてリリースされる予定です。
2013年のコンサートは、アルバムの発売と、ドビュッシーの同級生の作曲家ガブリエル・ピエルネの生誕150年を記念して、関連の作品を演奏します。
第1夜は、「ドビュッシーのグラナダ・シンドローム」です。満席でお聴きいただけなかった「ラ・フォルジュルネ音楽祭」と同じプログラムに、ヴァイオリンの親しみやすい曲を加えました。2台ピアノでは、新進ピアニストの法貴彩子さんにご協力いただきます。
曲目はラヴェルのハバネラ、グラナドスのアンダルーサなど、ラテン好きの方には垂涎のプログラムとなっております。画像とトークで、作品にまつわる絵画、海外の風景などをご紹介します。白寿ホールは柔らかい響きで、シートもリクライニングになり、ゆったりと楽しんでいただくことができると思います。
第2夜は、例年どおり浜離宮朝日ホールで本格的なデュオ・リサイタルです。モーツァルトのヴァイオリン・ソナタ2曲に、小学生時代の青柳が愛奏していたピエルネ『子供のためのアルバム』、CDアルバムに収録した『ヴァイオン・ソナタ』、そして、私たち独自の解釈によるドビュッシー『ヴァイオリン・ソナタ』を演奏します。ジョヴァニネッティの哀愁漂う音色と緊密なアンサンブルをお楽しみください。
第一夜 ドビュッシーのグラナダ・シンドローム
【出演】青柳いづみこ(ピアノ)法貴彩子(ピアノ)
第二夜 モーツァルトとピエルネの親和性
【出演】青柳いづみこ(ピアノ)クリストフ・ジョヴァニネッティ(ヴァイオリン)
日時 | 第一夜:2013年9月18日(水)19時開演 第二夜:2013年9月20日(金)19時開演 |
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会場 | 第一夜:白寿ホール 第二夜:浜離宮朝日ホール |
入場料 | 全席指定 一般¥5,000 学生¥2,000 シリーズ通し券¥8,000 |