運命のいたずらによって、少年時に呪われた詩人たちの仲間に引き入れられたドビュッシー。第1部では、詩人たちとの親密な関わりを追いながら、「音になる言葉」へのこだわりを探る。第2部は、ドビュッシーの日本受容の1例として、1928年5月12日、没後10年を記念して開かれた照井滎三独唱会のプログラムを完全再現！
【出演】
青柳いづみこ（ピアノ）
松井 るみ（ソプラノ）
根岸 一郎（バリトン）
【プログラム】
第1部
(I) ランボー・ヴェルレーヌ事件
-ヴェルレーヌ作詩 「忘れられた小唄」より 「そはやるせなき夢心地」
-「前奏曲集第1巻」より「野を渡る風」（ピアノソロ）
(II) 高踏派の詩人たち
-ルコント・ド・リール作詩 「亜麻色の髪の乙女」
-「前奏曲集第1巻」より「亜麻色の髪の乙女」（ピアノソロ）
(III) 独立芸術書房
ボードレール作詩
-リラダン 「恋人たちの死」
-「前奏曲集第1巻」より 「音と香りは夕暮れの大気に漂う」（ピアノソロ）
– (IV) 火曜会
マラルメ作詩「マラルメの３つの詩」より
-「ささやかな願い」「扇」
( V) 詩人としてのドビュッシー
-ドビュッシー作詩 「眠れない夜」
第2部 没後10周年記念演奏会
（Ⅰ）ポオル・ブルヂエ作詩
a. ロマンス Romance
b. 美しき夕べ Beau soir
c. 鐘 Les cloches
d. 春は来ぬ Voici que le printemps
（Ⅱ）シャルル・ボードレエル作詩
a. 黙想 Recueillement
b. 噴水 Le jet d’eau
（Ⅲ）ポオル・ヴエルレエン作詩
a. ひそやかに En sourdine
b. グリーン Green
c. わが心に涙の雨が降る Il pleure dans mon cœur
d. 操人形 Fantoches
（Ⅳ）トリスタン・レルミツト作詩
a. 君が面を眺めつゝ身顫ふ Il tremble en voyant ton visage
ステフアン・マラルメ作詩
b. 嘆息 Soupir
ポオル・ヴエルレエン作詩
c. 月の光 Claire de lune
| 日時 | 2018年5月13日（日）15:00開演（14:30開場） |
|---|---|
| 会場 | 大阪大学会館 |
| 入場料 | 500円（先着400名） |
| チケット申し込み | ワンコイン市民コンサートシリーズ実行委員会 |
