『のだめカンタービレ』は、音楽大学に通う指揮者志望の男子と、天才肌のピアノ科の女子を主人公にした大ヒットコミックス。ピアニストで文筆家の青柳は、「のだめ」を、なかなか見えにくいクラシックの世界の扉を開ける「開けゴマ」だと高く評価しています。その「のだめ」を手がかりに、クラシックのスリリングな世界へ――。演奏は楽譜通りでなくてはいけない? 指揮者でオケの鳴り方が違うのはなぜ? 大ヒット漫画を手がかりにクラシック界の深奥に誘います。
目次
第1章 一回読譜したらとっととやるぞ!
第2章 楽譜どおり弾け!
第3章 バレンボイム対ホロヴィッツ??
第4章 コンクール派と非コンクール派
第5章 留学--クラシックをやるなら海外でなきゃ駄目?
第6章 指揮者の謎
第7章 コンサートで受けるプログラム
第8章 音楽は人間が出る?
第9章 ピアニストは本当に不良債権か?
発 行 | 2008年2月20日 |
---|---|
著 者 | 青柳いづみこ |
発行所 | 文芸春秋(文春新書622) |
定 価 | 本体730円+税 |