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【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第35回 ラドゥ・ルプー」(音遊人 2021年夏号)

ルーマニアのピアニスト、ラドゥ・ルプーは二〇一八〜一九年のシーズンを限りに引退を表明した。一九四五年生まれだからまだ七十五歳。四四年生まれのリュビモフも、マリア・ジョアン・ピレシュも引退を表明しているが、やや早い印象があ…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第34回 フー・ツォン」(音遊人 2021年春号)

コロナウイルスの感染拡大が続く二〇二〇年暮れ、フー・ツォンが他ならぬコロナ感染で亡くなったという衝撃的なニュースが飛び込んできた。 一九三四年生まれの八十六歳。一九五五年のショパンコンクールで東洋人初の第三位に入賞し、併…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第33回 アンドレ・ラプラント」(音遊人 2020年冬号)

基本的に七十歳以上のピアニストを集中して聴いてきてつくづく考えるのは、コンクールとのかかわりである。高い趣味をもった貴族や上流階級のサロンに出入りしてデビューのきっかけをつかんだ時代とは違い、現在ではより民主的なコンクー…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第32回 マルタ・アルゲリッチ」(音遊人 2020年秋号)

二〇二〇年六月二十七日朝、フェイスブックでいきなり衝撃の動画が飛び込んできた。なんと、マルタ・アルゲリッチがソロでショパン『ピアノ・ソナタ第三番』を弾いているのだ。 収録は二日前でハンブルクのコンサートホール、ライスハレ…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第31回 ピーター・ゼルキン」(音遊人 2020年夏号)

二〇一七年八月一日、すみだトリフォニーホールでピーター・ゼルキンの弾くバッハ『ゴルトベルク変奏曲』を聴いた。 前年、オペラシティが主催する「没後二十年武満徹オーケストラ・コンサート」に招かれ、自身が世界初演した『夢の引用…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第30回 ダニエル・バレンボイム」(音遊人 2020年春号)

二〇一九年十一月一日、パリのフィルハーモニー・ホールでバレンボイムの弾くベートーヴェンのソナタを聴いた。 二〇二〇年の生誕二百五十年に向けて連続演奏会の第六夜。「運命の動機」を使った第五番で開始し、同じく「運命の動機」が…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第29回 ルドルフ・ブッフビンダー」(音遊人 2019年冬号)

一九四六年生まれのブッフビンダーは、モーツァルト、ハイドン、ブラームスなどドイヅ・オーストリア系の作品を得意とする正統派ピアニ一ストだ。中でもベートーヴェンには定評があり、ザルツブルク音楽祭で史上はじめてソナタの全曲演奏…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第28回 アンヌ・ケフェレック」(音遊人 2019年秋号)

しっかりした様式感を保ちながら、決して頭でっかちになることなく、ペダルもたっぷり使い、人間的な魅力に溢れている。 舩木篤也によるプログラム・ノートには、この日演奏する三人の作曲家についてのケフェレックの言葉が引用されてい…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第26回 アレクセイ・リュビモフ」(音遊人 2019年春号)

二〇一八年十一月二日、サントリーホールのブルーローズで開かれた“アレクセイ・リュビモフ、エラールを弾く”を聴きに出かけた。   一九四四年生まれのリュビモフは七十四歳。モスクワ音楽院でネイガウスとナウモフに師事し、一九六…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第27回 高橋アキ」(音遊人 2019年夏号)

二〇一九年三月二十四日、宮地楽器ホールに、高橋アキさんによるブーランクの音楽物語「ぞうのババール』を聴きに行った。 二〇世紀音楽の旗手として知られる高橋アキさん。前号で紹介したリュビモフと同じ一九四四年生まれだが、シャー…

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