執筆・記事 アーカイブ: 2018年

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第24回 マリア・ジョアオ・ピリス」(音遊人 2018年秋号)

ポルトガルのピアニスト、ピリスは1944年生まれで、この連載のテーマには少し若いのだが、引退を発表したのでサントリーホールで開かれたリサイタルに駆けつけた。 小柄で細身、手もさほど大きくはない。モーツァルトやシューベルト…

【連載】モーツァルト「お母さまきいてちょうだい」(なごみ 2018年9月号)

「きらきら星」が12通りに展開する タイトルはフランス語で「ヴ・ディレ=ジュ・ママン」。 直訳すると、「ママ、私はあなたに何を申しましょうか」。フランス語特有の理屈っぽい言いまわしだが、実際には「ねぇねぇ、お母さんたら」…

【書評】浦久俊彦 著『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト パガニーニ伝』(産経新聞2018年8月19日付朝刊)

『悪魔と呼ばれたヴァイオリニスト パガニーニ伝』 浦久俊彦著 新潮新書760円+税 バイオリンを弾く名探偵シャーロック・ホームズの物語『ボール箱』には、パガニーニの名前が出てくる。ワトスン相手に、自分がいかに世界の銘器を…

【インタビュー】「この人に聞く 第1回」(あんさんぶる 2018年5月号)

青柳いづみこ ドビュッシーを弾く喜びは、ハーモニーを弾く喜び 聞き手・本誌編集部 —青柳さんは今まで数多くのCDをリリースし、それらがいずれも高い評価を受けています。ドビュッシー没後100年に向けて、昨年から今年にかけて…

【連載】メンデルスゾーン「甘い思い出」(なごみ 2018年7月号)

二重唱のように豊かなメロディ メンデルスゾーンの「無言歌集」は、はじめて弾いたロマン派の音楽だった。 子どものころは手が小さいから、ハイドンやモーツァルトなど古典派の作品を課題にいただく。背が低くてペダルが踏めない(昔は…

【連載】フォーレ「言葉なきロマンス」(なごみ 2018年6月号)

貴婦人を魅了した、歌詞なき歌曲 フォーレはパリの上流階級のサロンで活躍した作曲家だった。当時はこんにちほどコンサートがさかんではなく、芸術を愛する貴族の妻、政財界の大物の夫人たちのサロンは、新しい音楽の演奏の場として重要…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第23回 舘野泉」(音遊人 2018年夏号)

2018年3月25日、自由が丘の月瀬ホールで開催された館野さんのリサイタルを聴いた。自由が丘は館野さんの生地。ホールのあたりは子供のころの遊び場だったという。 1936年生まれの館野さんは、66歳のとき脳出血で右半身不随…

【インタビュー】常に「耳に心地よい音楽」を唱えた作曲家ドビュッシーと、パリの芸術家との交友(Webマガジン ONTOMO)

WebマガジンONTOMOにインタビューが掲載されました。ぜひご覧ください。 ドビュッシー没後100年 青柳いづみこ氏にきく 常に「耳に心地よい音楽」を唱えた作曲家ドビュッシーと、パリの芸術家との交友 https://o…

【連載】シューベルト「即興曲」(なごみ 2018年5月号)

小品に連なる陽気と憂愁 シューベルトは泣き笑いの作曲家だと思っている。 わずか三十一歳でこの世を去ったのだから、もちろん悲劇的ではあるのだが、幸福な家庭に育ち、友人に恵まれ、「シューベルティアーデ」という集まりでピアノを…

【連載】シューマン「アラベスク」(なごみ 2018年4月号)

旋律が描く、からくさ模様 攻撃的な「フロレスタン」と夢みる「オイゼビウス」というキャラクターをつくり、自らも二面性に悩まされたロマン派の大作曲家シューマン。「アラベスク」は、「オイゼビウス」が見た夢の象徴のような、不思議…

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