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【連載】ドビュッシー最後の1年【5】(ふらんす 2017年8月号)

パラードとペトルーシュカ 1917年5月5日に最後の作品《ヴァイオリンとピアノのためのソナタ》の初演を果たしたドビュッシーは、同じ月の16日、戦争のため中断されていたロシア・バレエ団の公演に招待されている。 演目はストラ…

【連載】ドビュッシー最後の1年【4】(ふらんす 2017年7月号)

1917年3月のドビュッシーは、9日と17日、「音楽家たちの支援のために」企画された2回のコンサートに出演している。 3月9日には《フルート、ヴィオラ、ハープのためのソナタ》が初演された。 1915年の夏、避暑先のプ一ル…

【連載】ドビュッシー最後の1年【3】(ふらんす 2017年6月号)

終わりたがらないヴァイオリン・ソナタ ドビュッシーは作品をなかなか完成させることができない質で、出版者のデ‘ュランをやきもきさせた。1905年10月初演の交響詩《海》も、1月13日の手紙では2曲目の〈波の戯れ〉の最後を書…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第19回 平尾はるな」(音遊人 2017年夏号)

二〇一六年十月三十日、平尾はるなのデビュー五十周年記念コンサートを聴いた。 一九四二年、作曲家平尾貴四男の娘として生まれ、一柳慧『タイム シークエンス』をはじめ多くの現代作品を初演し、多くの現代音楽の弾き手を育てた名伯楽…

【連載】ドビュッシー最後の1年【2】(ふらんす 2017年5月号)

石炭が欲しい! 1917年1月25日、死の1年と2か月前のドビュッシーは、寒さに震えていた。友人の作曲家ポール・デュカへの手紙で彼は、「J’ai peur du froid.J’ai si peurdes grands …

【連載】ドビュッシー最後の1年【1】(ふらんす 2017年4月号)

いうにいわれぬもの クロード・アシル・ドビュッシー Claude Achille Debussy。1862年8月に生まれ、1918年3月に没したフランス近代の大作曲家である。唯一のオペラ《ペレアスとメリザンド》、交響詩《…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第18回 エリザベート・レオンスカヤ」(音遊人 2017年春号)

昨年十月、渋谷で「シーモアさんと、大人のための人生入門」を観た。八十九歳になるアメリカのピアノ教師へのインタビューとピアノ演奏を中心としたドキュメンタリー映画だ。 シーモア・バーンスタインは一九二七年ニュージャージー州生…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第17回 ホアキン・アチュカロ」(音遊人 2016年冬号)

ある音楽プロデューサーと話していたとき、何かのついでに、「日本にも若く優秀なピアニストがたくさん出てきているけど、その人たちが六十年、七十年を超えて活動していけるかどうか、何が決め手だと思いますか?」ときかれた。 即座に…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第16回 イングリッド・フジコ・ヘミング」(音遊人 2016年秋号)

フジコ・ヘミングのリサイタルを聴くのは、集中的に取材して文芸誌『すばる』に記事を書いた二〇〇六年以来のことだ。このときは、サントリーホールもすみだトリフォニーホールも東京オペラシティも東京芸術劇場もいっぱいだった。十年後…

【連載】「ヴィンテージ・ピアニストの魅力 第15回 ルース・スレンチェンスカ」(音遊人 2016年夏号)

一九二五年、アメリカのカリフォルニア州に生まれたルース・スレンチェンスカは、九十一歳を迎えるユダヤ系ポーランド人。二〇〇五年、八十歳でステージは引退しているが、二〇一六年六月刊行予定のチャオ・ユアンプーによる対談集で非常…

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