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| 青柳いづみこ「水のまなざし」(文学界)は、ピアノの練習で声帯をいためた少女が、但馬の祖母の家で、人に会う。あやしげな父の友人にも謡の声がある。そこにその人を感じとるなど、自由きままに書かれていながら機微にふれる。 少女は音楽の世界をとてもわかりやすいことばで説明できるだけではない。むしろ相手のもつ世界といまにも交替できるような不思議な感性をもつ。芸術と生活がとけあう新鮮な光景だ。
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