【書評】「ピアニストが見たピアニスト」東京新聞 2005年9月29日夕刊

書物の森を散歩する 売れてる理由

音楽家には、自身の音楽を言葉で表すことに抵抗を感じる人が少なくない。まして同業他者を論じるのは「はしたないこと」とする風潮もある。けれど、音楽の表も裏も、楽しみも苦しみも知り抜いた人の評は、ときとして実に魅力的だ。余人にはうかがい知れない芸術の高い峰に、共に踏み込んだ者ならではの発見があるはずだ。

リヒテル、ミケランジェリ、アルゲリッチ・・・。大ピアニストの人間性とその芸術の核にあるものを、文才豊かなピアニストが描き出す。それだけで、本書が音楽書としては異例の7刷という売れ行きになった理由も納得できる。けれど一番読ませるのは恩師バルビゼの項。日本ではあまり知られていないこの音楽家の音楽に寄せる愛情が、まぶしいほどの光を放つ。

ピアニストが見たピアニスト—名演奏家の秘密とは(単行本)
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